子どもの本気はお金がかかる ~資金&専門家によるサポート制度6選~

夏が近づくと、SNSに子ども向けイベントの投稿が増えてきます。企業や自治体主催の親子イベント、ワークショップ、体験会……。もう子どもたちが大きくなった私でも、少し気持ちが浮き立ちます。
夏休みは子どもに様々な体験をしてほしい。そう願う親御さんは多いんじゃないでしょうか。そして、せっかくまとまった休みなのだから、とことん突き詰める経験もできたらいいなって、思いますよね。
ただ、そこには、大きな落とし穴が、、、
そう、とことん突き詰める活動は、お金がかかる!
突然のイカ釣り漁船ブーム
娘が小学5年生のとき、突然、イカ釣り漁船にハマりました。
学校の社会の授業で映像を見たのがきっかけだったのではないかと思います。以来、「見たい、乗りたい、釣ってみたい」という気持ちが止まらなくなり、でも、すぐには連れていってやれないと諭したら、「じゃあ自分で作ってみたい」と言い出しました。
最初に買ったのは、プラモデル。持ち前の器用さを活かし、初めてのプラモデルづくりも、どうにか完成まで漕ぎつけました。でも、それでは満足しない。「自分なりのイカ釣り漁船をつくってみたい」と言って聞きません。それで夏休みの自由研究として、イカ釣り漁船をゼロから作ることになりました。
発泡スチロール、発泡スチロールカッター、竹ひご、ワイヤー、アクリル絵の具……。イカ釣り漁船は集魚灯のランプが光らないといけませんから、理科の実験で使うような電池と豆電球のセット、それから、スイッチも買いました。ここまでですでに結構な出費です。

しかし、娘は言いました。「漁船は、海に浮かんでないといけない」。
そうして今度は透明のアクリルケースを買い、液体レジンを大量に注いで海に見立て、紙粘土で作ったイカをその中に沈め、固めて、その上に発泡スチロールでつくった船を浮かべました。最後に電気を灯して、完成です。

せっかくここまでやったので、「海とさかな」自由研究・作品コンクールに出してみたのですが、あっさり落ちました。
まあそれはいいんです。賞を狙ってはじめたことではありませんし、結果は結果でしかありませんから。
ただ、後から計算したら、材料費がトータルで3万円近くになっていて。
最初は「いいよいいよ、必要なものは買いなよ~」と言っていた妻のトーンも、「なんでそんなのに必要なの!?!?」という、ちょっと怒気をはらんだ言葉に変わっていったのを覚えています。
3万円の夏が教えてくれたこと
ただ、教育的な観点から見ると、あの夏の活動は本当によかったと思っています。
漁船はなぜこんな構造をしているんだろう。どうして光はイカを引き寄せるのか。疑問が湧けば自分で調べますし、うまくいかない場面でも新しいアイデアを出しながら試行錯誤する。自分の好きなものを作るというプロセスの中に、学びがこれでもかと詰まっていました。
でも、そういう活動を続けるためには、お金が要ります。これは否定しようのない事実です。熱量があっても、材料費が尽きれば学びは止まり、財布に遠慮しながらやる自由研究はどこかで萎んでしまいます。
やりたいことをとことん突き詰めるという経験の価値を信じるなら、その環境を整えるための資金支援があっていい。というより、あってほしいと思っていました。
子どもの熱量を支える6つのプログラム
実は、そういうプログラムが世の中にはいくつかあります。ここでは2万円から50万円まで、活動費支援のあるプログラムを6つほどご紹介します。