個人面談で必ずやっている2つのこと

4月も中旬に入りました。入学式や始業式を終え、新しいクラス・新しい環境にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。そしてこの時期、多くの学校でそろそろ案内が届き始めるのが、担任の先生との個人面談です。
「何を話せばいいんだろう」「うまく伝えられるか不安…」と感じる方もいれば、「毎年なんとなくこなしてきたけど、もっとうまく活用できないかな?」と思っている方もいるかもしれません。
今回は、私が個人面談のたびに心がけていることをご紹介します。そして、これまでの個人面談の中で最も印象に残っている体験談もお伝えします。面談の前にぜひ読んでいただけたらうれしいです。
個人面談で私が必ずやっている2つのこと
①スモールトークからはじめる
教室に入って席につく前に、まずちょっとした世間話を挟むようにしています。
「新年度になってしばらく経ちましたが、クラスの雰囲気はどうですか?」「気になることはありますか?」といった具合です。わが子の話というよりも、クラス全体に話題を向けるようなスモールトークです。
あるいは、先生ご自身に「お疲れじゃないですか?」と声をかけることもあります。「いや、実は、、、」なんて答えが返ってくることはまずなくて、基本的には「大丈夫ですよ~」という反応なのですが、そういった何気ないかけあいの中から、ときどきポロッと本音がこぼれることがあります。そうした言葉の端々に、クラスの現状や生の情報が見えてくることがあるんですよね。普段の連絡帳や学年だよりでは伝わってこない、今の教室のリアルな空気感といいますか。
また、こうした世間話を一度挟むことによって、その後のわが子の話もしやすい雰囲気になります。いきなり本題に入るより、場がほぐれた状態で話せる方が、おたがいにとって話しやすいのは間違いないと思います。
さらにもうひとつ、スモールトークにはあまり意識されていないかもしれない効果があります。それは、その先生がどんな教育観を持っているかが自然と見えてくることがある、ということです。
今はちょうど教育が過渡期にあり、探究学習やICT活用をはじめ、新しい取り組みが次々と始まっています。そういった変化に対して積極的に取り入れていこうとするタイプの先生なのか、それとも、従来のやり方を重んじるタイプの先生なのか。短い会話の中から、あるいは教室内に置かれてある物や掲示物から、そういったことは意外と伝わってくるものです。
それがわかると、「なるほど、この先生はそういうフィルターを通して子どもたちを見ているのか」となんとなく理解した上で話ができます。家庭の価値観と先生の教育理念がどれくらい近いか。あるいは遠いか。その距離感を前提に置いた上で、わが子の話ができるというのは、面談の質を大きく左右すると思っています。
アイスブレイクとしてのスモールトーク。個人面談で私が意識していることのひとつです。時間の短い面談だからこそ、最初の数分をどう使うかは大切だと感じています。
②子どもの「良いところ」を先生に伝える
スモールトークが終わると、いよいよわが子の話になります。一般的な流れとしては、まず先生から学校での様子を教えてもらい、その後「ご家庭ではどうですか?」と話を振られることが多いのではないでしょうか。
このとき、ついやってしまいがちなのが、「うちの子はこんなところが課題で…」「宿題をなかなかやらなくて…」「身の回りのことがまだ全然できなくて…」といった、できていないところ・課題のある部分を中心に話してしまうことです。
日本人的な感覚といいますか、謙遜からつい自然とそうなってしまう気持ちはよく分かります。「うちの子はこんなにいい子で」とアピールするのは気が引ける、という感覚もあるかもしれません。
でも私は、こういった課題中心の伝え方をできるだけしないようにしています。
逆に、家でできるようになったことや、最近見せてくれる良い言動、学校での学びを家に持ち帰って自分なりに深めている様子など、できるだけわが子の「良い面」を先生にお伝えするようにしています。
そこには理由があります。