2026年5月のふりかえり

\\ こんにちは knockout です //
ニュースレター「教育の明日をよむ」では、教育ニュースの話題から日々の子育てで感じたことまで、気になった出来事を入り口に、教育の当たり前を問い直しています。
5月30日(土)に、国際教育フェア東京2026春が開催されました。
学校ブースが集まるフロアは、終日ものすごい熱気でした。一方、私がスタッフとして関わった STEAM ZONE は、比較的落ち着いた雰囲気。体験コーナーで没頭している子どもたちの姿がなんとも微笑ましかったです。
教育関連のイベントなのに、子どもたちがつまんなそうにしていたら残念だな、とずっと思っていました。今回、企画運営に携わってきてよかったと感じた瞬間でした。
現在、文部科学省で議論が進んでいる次期学習指導要領。核となる基本方針は「好きを育み、得意を伸ばす」。子どもたちの没頭している様子を見ながら、一番ド真ん中にはそれを置きたいと、あらためて思いました。
来場してくださったみなさん、本当にありがとうございました。ネットだけでは伝わらないものが、リアルの場にはあります。またどこかの会場でお会いできることを楽しみにしています。
5月に書いた記事
◆デジタルとの向き合い方を、もう一度考える
GW明けに書いた一本。スウェーデン、オランダ、オーストラリア、ロサンゼルスと、世界各地で子どもたちのスマートフォン規制が広がっています。ユネスコの集計では、学校でのスマートフォンを制限している国・地域の割合が2023年の24%から2026年には58%に増加。一方でOECDのPISAデータは「デジタルを使わないよりも、適度に使う生徒の方が学力が高い」という傾向も示しています。
「何を、どう使うか」。世界の教育はいま、その問いに向き合っています。サポートメンバー限定部分では、わが家の3人の子どもたちのスマートフォン事情についても書いています。
◆「つくる」を軸に
衣装ケース2杯分のレゴを整理した日。そのときのことを思い出しながら書いた記事です。廃材工作とレゴを軸に、「良いおもちゃ」とは何かを考えました。
廃材工作には「見立て遊び」という核心があります。でも精度が求められるものを作ろうとすると、廃材には超えられない壁がある。そこでレゴが橋渡しになる。失敗のコストが低く、試行回数を劇的に増やせる。だから子どもの探究心をつかんで離さない。
良いおもちゃの条件はシンプルで、子どもを消費者にせず作り手にするもの。そしてそれを最大限に引き出すのは、才能やセンスよりも、没頭できる時間と余白だと書きました。
なお、記事の最後には FIRST と LEGO のパートナーシップ解消という業界のビッグニュースと、代替として注目される VEX についても触れています。
◆探究・STEAM・国際教育……その核心にあるもの
高専生たちがVCにガチンコで事業評価される場を見て、確信したことを書きました。探究、デザイン思考、STEM、国際教育……と個別に語られがちな教育トレンドが、アントレプレナーシップ教育というひとつの文脈に収斂していく、という話です。こちらはサポートメンバー限定部分があります。
◆英語だけできればいいのか?
5月最後の記事で、誰でも読める無料記事です。英語教育が過熱し、英語が得意な子どもが増えるとともに、英語だけでは差がつかなくなっています。
英語の先にもうひとつの武器として注目されるのがSTEAM。言語的なハンデを受けにくい、日本の子どもたちが比較的得意な領域です。「英語もできてSTEAMも強い」という状態が、国際舞台での武器になる。5月の記事の中で、最もたくさんの方に読んでいただいた一本です。
音声配信で反響があった、家庭のリアルな話
今月の雑談回は、家庭の日常に深く入り込む話題が反響を呼びました。
①ゲームと読み聞かせから考える親子時間の作り方
はるなさんの任天堂ミュージアム訪問をきっかけに、ゲームとの付き合い方を話しました。“任天堂フィルター”の安心感、オンラインゲームの中毒設計の怖さ、そして海外に出た子どもにとってゲームが共通言語になるという話。後半は読み聞かせの話になり、「親子が同じものを見て感動を共有する場」がいかに貴重かというところに着地しました。
②部活動のリアル…親の負担と見えざる経済格差
遠征の送迎問題から始まり、話はどんどん重くなっていきました。安全を求めれば求めるほどコストが跳ね上がる構造。経済的な理由で、本当はやりたいスポーツを「興味なくなった」と言ってしまう子どもたち。学校図書館の司書さんが常駐できなくなっている現実。
「良くない、でもどうにもならない」という場面が、学校現場にはたくさんある。その輪郭をなぞるような回になりました。
音声コンテンツは Voicy のほか、stand.fm、Youtube Podcast、Spotify Podcast、Amazon Music、Apple Podcast、でも配信しています。お使いのアプリでぜひフォローしてください。
おわりに
6月も目前、夏休みに向けた親子イベントやワークショップの募集が各所で始まる時期になりました。人気のプログラムはあっという間に満員になることも多いです。気になっているものがあればこまめにチェックを。すてきな夏にするために、取りこぼしのないようにしてほしいなと思っています。
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