難関国立大に迫る入試変化の波、その影響を子どもの年齢別に読む
ここまで2回にわたり、国際卓越研究大学制度をきっかけとした難関国立大学の変化について見てきました。
第1回では、東京大学が「審査継続」となった背景と、その判断が持つ意味を整理しました。
第2回では、視点を引き上げて、この制度が日本の高等教育全体、そして各家庭の進路選択にどのような影響を及ぼすのかを見てきました。
今回は3回シリーズの最終回。
制度の話を、もう一段、家庭の判断に近いところまで引き寄せて考えてみたいと思います。
この話題に全員が反応する必要はない
制度の話を聞くと、どうしても「うちの子は大丈夫なのか?」「で、どうすればいいの?」と不安になりますよね。
SNS を見ていても、年々変わりゆく教育制度や受験のあり方を前に「英語やらなきゃ」「探究が必要」「でも受験勉強は?」と、焦りや混乱が広がっている印象があります。
でも実際は、この手の話は、全員が同じように反応する必要はありません。
お子さんの年齢によって、影響の大きさも考えるべきポイントも変わってきますし、それにともなってやらなくていいこともはっきりしてきます。
今日はそれを、年代別に整理してみたいと思います。
そもそも、国際卓越研究大学とか、グローバル入試とか、聞こえは派手ですが、すべての家庭に同じ重さで関係する話ではありません。
にもかかわらず、こうした教育の話というのは Web メディアや SNS を通して一気に広がりますので、「よく分からないけど不安」という状態が生まれやすい。
大事なのは、変化の全体像を押さえた上で、自分の子どもの年代ごとに何が本質的な課題なのかを見極めることです。
【現・高校生】大学入試への影響は限定的。ただし「逃げ切り世代」でもない
まずは、今の高校生。