習い事を見直す時期に思うこと
はじめに
2026年1月に theLetter で「教育の明日をよむ」を開始し、ありがたいことに、たくさんの方に読者登録をいただいております。
ただ、同時に心苦しくも思っています。
というのも、新規に公開しているすべての記事が【サポートメンバー限定記事】であり、読者登録しただけでは読めるものがほぼないからです。
ということで、今回は、読者登録の方でも読める記事を配信します。
テーマは、習い事の継続について。
2年前の1月に Voicy で配信し、今でもこの時期になるとジワジワ聴かれているものを記事化したものになります。
それではどうぞ!
“ぜんぶ続けたい” が、一番あぶない
年末年始から年度末にかけては、新年度に向けて習い事を整理する時期でもありますよね。
1年間を振り返りながら、新しい年度をどうデザインしていこうかと頭を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな時期に私がいつも思っていること、心がけていることについて、です。
学年が上がるごとに増す忙しさ
習い事の整理といっても、お子さんの年齢によって状況はずいぶん違うと思います。
例えば、小学生の場合、学年が上がっていくごとに、学校の授業時数自体が増えていきますよね。そうすると、単純に放課後の自由な時間がまず減っていきます。同時に、子どもも成長にともなって、だんだんと自我や意志が出てくる。なかなか日々の組み立てが思い通りにはいかない、ということも出てくるんじゃないかと思います。
これまでの生活でまわっていたサイクル、スケジュールが、学年が上がるごとにだんだんまわらなくなっていく、、、親だけでなく子ども本人もストレスフルな状態になってしまいます。
わが家も長男の時はそれで苦労しました。小学校2年生に進級したときだったでしょうか、新年度になったら急に忙しくなってしまって、日々のスケジュールをこなすだけで精一杯。そうなるとやっぱり、一つ一つの習い事も身につきません。あまり良い状況とは言えなくなりました。
それに気づいて以降は、新年度を迎える手前の時期に、できるだけ頭の中で「こうなったら余裕をもってまわるんじゃないか?」ということを想定しながら、習い事のスケジュール、生活のスケジュールを組み立てるようにしています。
塾に通っている場合は、拘束時間だけでなく、宿題や家庭学習も学年とともに増えてきますので、そうした時間も考慮にいれなくてはなりませんね。習い事が勉強の息抜きにもなっている面もあると思いますが、忙しくなってくると、楽しいはずの習い事の時間に後ろめたい気持ちを抱いてしまう、なんてことも起こりかねません。
「がんばればなんとかまわせる」、ではなく、「忙しくてもコンディションが悪くてもゆとりをもってまわせる」レベルまで思い切って余白をつくることが大切ではないかと思います。
そして、これが中学生や高校生になるとどうなるのかというと、学年が上がるごとに年々忙しくなっていくのは、小学生のときと同じなのですが、さらに中学生になると部活動が始まります。習い事を続けるということ自体が難しくなるケースも増えるでしょう。
わが家の基本方針とその理由
ここで、わが家の基本的なポリシーについてお伝えします。
わが家は、受験のような過当競争が起こる局面では、できるだけ消耗戦は避け、そこで節約した時間やお金を、子どもの得意な分野・好きなことに充て、伸ばしていきたいという基本方針をもっています。
とはいっても、もちろん受験から完全に逃れるということはできません。基礎学力を高めることは当然大切なことなので、バランスは見つつということになります。
ただ、受験直前期のような忙しい時期であっても、勉強にフルベットするといったことはできるだけしないようにして、細くてもいいから習い事や趣味を続けられるように、というのは、頭のどこかに残しています。
続けることで見えてくるもの
こうした基本方針になっている背景には、2つの理由があります。