国際教育フェア公式noteでの連載「国際教育のイロハ」全12回、完結しました

「国際教育」ってなんだろう。
人によって思い浮かべるものが違うこの言葉について、自分なりに考えてみたい。そんな思いで書き始めた、国際教育フェア公式noteでの連載「国際教育のイロハ」。
2025年7月から書き始め、丸1年となる今月、無事に最終回を迎えました。
連載を始めるにあたって立てた問いは、「国際教育は、家庭の進路選択とどうつながるのか」。
この問いを具体的に捉えるため、連載では海外大学進学に焦点を絞って掘り下げていきました。ただ、海外大学への行き方を解説するだけの読み物なら、すでにたくさんあります。
実際にわが子を海外に送り出したからこそ、書いておきたいことがありました。
華やかな成功談だけではなく、お金や心身の負担、生活上の困難、そして、あえて海外に進まないという判断まで。選択肢を広げるためには、夢や希望だけでなく、そこにともなう現実も伝える必要があると思ったのです。
そうして書き続けるうちに、全12回、かなりの分量になりました。
このニュースレターでは連載についてほとんど触れてこなかったため、存在を知らなかった方も多いと思います。
海外大学進学を具体的に考えている方はもちろん、国際教育という言葉に少し引っかかっている方、子どもの進路選択にどう伴走すればよいか迷っている方にも、気になる回から読んでいただけたらうれしいです。
全12回を、テーマ別に紹介します
ここからは、連載を大きく4つのテーマに分けて紹介します。
順番に読む必要はありません。気になるテーマから拾い読みしていただければと思います。
1⃣ そもそも国際教育とは何か
英語教育、インターナショナルスクール、IB、課外活動、海外進学。さまざまな文脈で使われる「国際教育」という言葉を整理しました。連載全体の出発点です。
かつては別々のものとして捉えられていた国内トップ大学志向と海外大学志向。その境界が、奨学金や制度の整備によって崩れつつある状況をまとめました。
海外大学出願のエッセイで問われるのは、活動実績の量だけではありません。「自分は何に関心を持ち、どう学んできたのか」という学びの物語を、中高時代にどう育てるかを考えました。
2⃣ 親はどのように伴走するのか
複雑で変化の速い海外進学情報を、家庭や子どもの状況に合わせて読み替える。情報を集めるだけではない、親の役割について書きました。
支えすぎれば子どもの主体性を奪い、任せすぎれば孤立させてしまう。長い進路選択の過程で、親子がどう対話するかを考えています。
「高すぎて無理」と「奨学金があるから大丈夫」の間には、多くの条件付きの選択肢があります。夢を煽ることも、不安を膨らませることもせず、費用の考え方を整理しました。
海外大学進学の準備は、終わりや現在地が見えにくい長期戦です。国内大学との併願も含め、子どもの時間と心をどう守るかを考えました。
3⃣ 海外へ行かない選択、学び方の選択
情報を集めた結果、海外正規留学を選ばない。それも後ろ向きな撤退ではなく、合理的な判断です。国内にいながら国際的な環境や学びに触れる方法も含めて考えました。
IBDP、A Level、AP、ダブル・ディプロマ。それぞれの制度を、資格の違いではなく「どのような学び方をするのか」という観点から比べています。
合格実績と進学実績は違います。学校のウェブサイトや説明会で示される数字から、実際の海外進学支援力をどう読み取るかをまとめました。
4⃣ 合格後まで見据えて進路を考える
海外で学び続けるには、学力や英語力だけでなく、日々の暮らしを自分で回す力が欠かせません。長男の渡英直後に起きた、荷物と関税のトラブルから書き始めました。
全11回を振り返りながら、この連載を通して伝えたかったことをまとめた最終回です。
個人的には、第7回(メンタルケア)と第11回(生活する力)あたりが、書いていて一番手応えがありました。夢を語る記事はいくらでもありますが、子どもの心的負担の現実や、合格した後に待っている地味な苦労について書いた記事は意外と少ないからです。需要があったのかは正直わかりませんが、自分としては一番書きたかった部分です。
私の連載は一区切りとなりますが、国際教育フェア公式noteでは別の方の記事がこれからも掲載されていきます。
また、毎年春と秋に開催される国際教育フェアには、これからも東京会場を中心に足を運ぶつもりです。ぜひ会場でお会いしましょう!
🔽 国際教育フェア 公式サイト
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