英検2級からのイギリス留学サバイバル!在英5年のリアルな英語力

高校2年で単身イギリスへ渡った長男は、5年間で英語とどう向き合ってきたのか。親子対談から、英語で学ぶこと、母語で学ぶことの意味を考えます。
knockout 2026.07.06
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イギリス留学中の長男が夏休みで一時帰国した。

現在、大学3年生。
高校2年から単身イギリスに渡り、気づけば留学5年目が終わろうとしている。

生粋の連絡不精で、普段は音沙汰がまったくない。電話で声を聞くのは半年に1回程度。LINEを送っても返事が来るのは半分くらい。返ってきたところで「わかった」「大丈夫」の一言のみ。情報量は、ほぼゼロ。

そして、一時帰国したとて、同じ家にいるだけでは案外話さないものだ。

だったら対談という形式にしてしまえばいい。マイクを挟んで、現地での暮らしぶりや今考えていることを、あらためて聞いてみることにした。こちらのニュースレターでは音声配信した親子対談の内容をインタビュー形式の記事で配信する。

初回のテーマは、渡英から5年で積み上がった英語力のリアルな現在地

***


聞けない英語 はじまる生活


—— イギリスに渡ったのは高校2年の9月だったよね。その時点での英語力ってどのくらいだったっけ。

長男:英検2級を取って、準1級を受けようかなというくらいだったと思う。特別な英会話スクールに通ってたわけでもなく、中学時代に高校受験向けの塾に通っていた程度。それまで触れてきたのはアメリカ英語だったから、イギリス英語のアクセントにも全然慣れてなかった。


—— 普通の義務教育を受けて、受験向けの英語を勉強して。そういう状態で現地の授業に入っていったわけだけど、最初はどうだったの。

長男:着いた初日に、バディになる生徒から30分ほど校内を案内してもらったんだけど、まったく聞き取れなくて。何が起こってるのか全然わからなかった。授業も最初は9割くらい聞き取れない。相手が何を話しているか分かれば、ジェスチャーでもなんとかなるんだけど、何を言ってるか分からないとどう返せばいいかも分からなくて。それが一番キツかった。


—— 聞けない、というのが一番根本的な壁だったんだね。話せないよりも。

長男:そうだね。2〜3ヶ月経ってようやく「相手が何を言っているか、なんとなく分かる」ようになってきたんだけど、それはあくまで聞き取りの話。話す・書くはまだ全然だった。インプットが壊滅してたから、アウトプットどころじゃなかったというか。


—— 同期の子たちはどうだったの。同じタイミングで日本から行った子が何人かいたよね。

長男:自分の学校は、できる子2人と自分、という感じで、英語は自分が一番できなかった。でも、行ってそんなに大きな違いがあったかといえば、そうでもなかった気がする。英語力を測るテストの点数と現地での理解度って、また別の話だから。


—— 最初の成績が出たのはたしか半年後だったよね。あれは正直ひやっとしたよ。

長男:目も当てられない感じだったよね(笑)。数学以外はボロボロで。大学行けるのかって気持ちになった。先取りもせずに学校のカリキュラムに沿って勉強してきただけの科目を、急に分からない言語で教えられてめちゃくちゃしんどくて。しかも向こうの高校は2年制。1年目修了時点の成績をもとに大学出願するから、タイムリミットもあって。


—— そこからどう立て直したの。

長男:最初の半年は生活に慣れることで精一杯で、勉強を頑張る以前の状態だったんだよね。成績が出て、ひどいねってなって、じゃあこれからどうするかを自分で考えてやり始めた。アプリで単語を地道に覚えたり、授業で出てくるテクニカルタームを繰り返したりして。語彙はやればやるほど積み上がっていくのが分かって、それが積み重なって残り半年で持ち直した。


—— 本当にヒヤヒヤだったよ。もうちょっといけるかと思ってたから、あんなにひどいとは思ってなかった(笑)。

長男:油断もあったとは思う。そんなにひどくないだろうって。で、蓋を開けたらヤバかった(笑)。

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