親にはいつも事後報告!? イギリス留学生の欧州学生旅行

夏休みで一時帰国中の英国大学生・長男との親子対談シリーズ 第3弾。
前回は現地での暮らしぶりを聞いた。今回は「勉強編」をと考えていたのだけれど、収録直前に「なんかおもしろくない」という話になり、急遽差し替え。
5年間で積み上がった、ヨーロッパ旅行の記録を聞いてみることにした。
「国をまたぐときくらい連絡しなさい」
—— 今回は旅行のことについて聞こうと思うんだけど、その前に言いたいことがある。
長男:帰国するたびに言われるやつだ(笑)
—— 旅行に行くのはいいんだよ。楽しいと思う。でも国境を越えて他の国に行くときくらいは、一言連絡を寄越しなさいって。
長男:はい、次からは気をつけます(笑)
—— 今は世界情勢的にもいろいろあるんだから、何かトラブルがあったときに居場所がわからないのは困るんだよ。
長男:保険はちゃんとかけてるから、最低限、そこは大丈夫。
—— 最低限すぎるんだって。頼みますよ、本当に。
長男:(笑)
高校生のときは隣町までしか出られなかった
—— イギリスに渡って5年経つけど、最初のうちはどんな感じにお出かけしてたんだっけ。
長男:最初の2年間は高校生だったから、行動範囲はかなり狭かった。普段は学校があった町と、そこから電車で1駅か2駅離れた、ちょっと大きめの町に出るくらい。長期休みにロンドンみたいな都市に足を伸ばす、という感じ。
—— それって自分の意志というより、制度的な理由もあったんだよね。
長男:うん。イギリスだと18歳未満の留学生には「ガーディアン」っていう保護者代わりの人がついて、その人の許可がないと外泊とかもできないんだよね。だから遠出自体あまりできなかった。
—— そういえば高校時代、何度かガーディアンから連絡が来た記憶がある。
長男:多分、母がそのへん全部やり取りしてくれてたんじゃないかな。父は英語できないし(笑)。
—— 大学生になってガーディアン制度から外れて、最初に行った場所は?
長男:大学1年の冬に、スウェーデンのストックホルム。ライアンエアっていう格安航空会社を使えば、往復でも1万円かからないくらいで行けるんだよね。日本で言う国内旅行の感覚に近い。
—— ヨーロッパはひとまとまりの感覚があるもんね。大陸側は地続きだし。
長男:イギリスはブレグジットで単独国扱いになったから、行き来のたびにパスポートチェックは必要なんだけど、一度EU圏に入ってしまえば、そこから先は自由に動き回れる。スウェーデンからノルウェーに移動して帰ってくる、みたいなことも普通にできる(※注)。
※注:ノルウェーはEU加盟国ではありませんが、シェンゲン協定に参加しているため、日本人を含む非EU圏の旅行者も、原則として加盟国間を通常の国内移動に近い形で移動できます。
—— ストックホルムでは何を食べたの。
長男:サーモンがめちゃくちゃ美味しかった。実は子どもの頃、回転寿司の炙りサーモンを食べた後に気持ち悪くなってからずっと苦手だったんだけど、あっちで食べたら普通に克服できた。本場は違うなと思った。

大学時代、寮の仲間と。